ご依頼を受けました KSRカスタムです
こいつにNSRホイール
KDX200エンジン
大まかなイメージはそんなところです

小さなバイクは収める箇所が少なく、スペースとの戦いになりますが
まーなんとかなるでしょう ってな感じで進めてまいります

やってきました KDX200
エンジンドナーです
エンジン載せ換えのご質問をお電話でもメールでもたくさん頂きますが
エンジンだけではありません
ハーネスもそれに合ったもの
もちろんCDIやレギュレーター キャブ チャンバー
全て揃ってからあーだこーだと載せ換え作業に入ります
エンジンだけ買ってきても 無理でございます

で、それらを揃えるよりも一番手っ取り早いのは そう
丸ごと外装のぼろいのを安く買う
これに限ります

 

ハンドル周り以外は普通のKSRです

そこに仕入れていたNSRホイールをIN
シャフト径が同じなので楽なモンですが
KDXは520 NSRは420 とチェーンサイズが大きく変わってきます
カラー調整とその辺の調整もあるので、今後はちょっとパーツ入荷を待つことになります

やってまいりました
KSRホイールにつく520スプロケット
旧AFAM 今はなんでしたっけ ザム? ゼム?
これが幸運にもわりと近所にありまして
行ってみると なぜか在庫がありました

リアホイールが決まりましたら それに合わせてエンジンをセットします
前の経験からフレームに収まらいことを知っておりますので、アンダー部分をカットします
この手の作業は防塵メガネよりもこんなヘルメットをかぶる方がやりやすいみたいです

で、リアスプロケットに合わせてチェーンラインが真っすぐの位置にエンジンをセット
普通はエンジンを決めて ホイールを決めて チェーンラインはオフセットスプロケットなんかで合わせますが
その場合、またスプロケットの調達に時間がかかったりしますし、オフセットし過ぎてフレームに当たるとかね
そんなことが多いので、全く違うエンジンを載せる場合の一番ベストな方法がこれになります

エンジンマウントの一番力のかかる部分がこちらになります
なんちゅーても 車重と体重を無理やりにチェーンで引っ張るわけですから
そのつっかえる部分はここになるわけです
というわけで、スペース的に限られているとはいえ、十分な強度を出すために上下から支持します

上のマウントも鉄板を切り出して完成しました
ここまで来ればエンジンが固定されますので あとはあちこちから補強を取るだけです

アンダーフレームを新たに作りました
前作よりもやっぱり慣れってもんがありますので、良い感じに出来ました

KDXのノーマルチャンバーの膨張室部分から先を切ってしまって
まずはこの部分を小さなフレームに合わせます

で、その先をまたまたこのフレームに合わせて切ったり貼ったり
良いラインが出来ました
過去の経験ですが この接続 あんまりいい加減にするとそのバイクはとっても遅くなります
排気の気持ちになってシュッとなるようにね

次にタンクを決めてまいります
チャンバーの通る道をえぐります

載せてみるとなんとも良いクリアランス
パッとできてるようですが ここに至るまでに何回も付けたり外したりしてますので

ちょっと見えにくいんですが、サポートを作ってローターに合わせてキャリパーを移動します

リアもね

そのままの位置ではキャブはこの小さなフレームに大きく干渉しますから、45度くらいの角度にキャブを外に出します
それに伴って またまたタンクのエグリが入ります

ノーマルのブレーキペグではエンジンが邪魔して踏みにくそうなので、長いペグを作って溶接しました

ちょっといい感じに仕上がってきましたよ

で、ラジエーターを左に2枚セットして リアフェンダーを依頼者様と相談中です
リアタイヤに被るようなフェンダー
頑張って作ってみましたが、どうもお気に召さないようでボツになります

どんな外装にしょーかな
春先で一般修理が激増する中 思案だけは続けます 

リアフェンダーは武骨な方が良いということで、フラットフェンダーカットです
シートの開け閉めが簡単なように、鍵の部分をえぐります

ヘッドライトを作りました
これがまたまたボツになります・・・

テールランプ ナンバーステーを作りました

で、ヘッドライトはお客様からお送りいただいたものと交換します
ちょっと大きくなって ゴテゴテ感がでました
どっちが良いかは 乗る人の趣味ですからこれでOKですよ

加工も終盤
大嫌いな電装類の固定に入ります
スタイルを作るところではないので面白くなんですがね
ここで手を抜くとブッサイクになるので、嫌いながらも色々考えてやってますよ

ほぼ完成ですかい?

マフラーにガードを作りました
足なんて当たりませんのでヒートガードではないんですが武骨感は増しました

多機能メーターには、ガソリン残量計が付いております
となれば タンクを加工して センサーを取り付けます
このセンサーを取り付けるためには その台座もあった方が便利だなと。
はるばる和歌山まで 「ニンジャ900のタンクあるでー」 という知り合いの元 走りまして、
溶接屋に修行に出ているお手伝いさんに溶接させましたが 大した溶接ではないですねー
言い訳は大したもんでしたが

 

オーナー様がサイドカバーをご所望という事で
イメージ的に カバーよりバーの方が良くない? というご提案から
サイドバー?完成しました

オーナー様の指示でリアのフラッとフェンダーと同じようにフロントフェンダーを作れと。
なんだか寂しかったので ドリルド加工をして完成!!
しかし、ボツになります
は〜

で、取り付けましたのがこちら
KSR用のダウンフェンダーらしいのですが ステーがない
入り組んでて 付けたまま点付けができない
何度も何度も やり直して 良い位置に来ました
見た目よりも とっても時間のかかるステーでした

チャンバーにもガードが必要だと
サイドカバーと同じテイストで しかし使いまわし感が出ないように微妙にアールを変えて作りました

ライトのステーをオーナー様から別バージョンを送って頂き、
少しセット位置が変わりました
ヘンテコだなーと口には出しませんでしたこのライト やっとマッチしてくれました

次にスイングアームの延長に入ります
今回は12.5センチロング なんともこだわるオーナー様ですが、まあやってまいります
まずはストレート部分をちょん切って 中にすっぽり入る材料を探しますが そんな都合のいいもん ありません
大きめの角パイプを合わせて作っていきます

このように ちょうどいいようにスイングアームに突っ込んで、LとLをドッキングして行きます

長い戦いの末 やっと中に入る材料が出来上がりました

早く突っ込んでしまいたい気持ちをぐっと抑えて、突っ込まれるスイングアームの下側に10mmの穴を開けておきます
あとで、ここに溶接を流し込むのですが、接合部だけの溶接よりも、突っ込まれた先にも溶接が入りますので
強度的にかなり安心の出来るものとなります

こー言うことです

とりあえず12.5センチロングになりました
写真にはありませんが、溶接時には水平器を2個使って かなり慎重な作業になります
ロンスイ 簡単に言いますが 結構大変なんですよ

そして大変なのは まだ続きます
走ってる最中に ボキっとかなったら嫌じゃないですか
首の骨がモキっとかなりそうじゃないですか
補強を入れていきます

簡単簡単 と作業を進めておりますと、右側 ちょっと角度付いてるやん!!
それに合わせて作っていきます
こればかりは やり直しと言われてもやり直しません
強度の左右するところはそれ優先で!!

で、延長はスイングアームの中にパイプを作って突っ込んでいるもんですから、スイングアームの材料の厚み分だけ
延長部分 段が付きますので、それを同じ厚みの平板を切って溶接していきます
これが8面・・・
フラフラになっております

グリップエンドを真鍮で作りました
キャップボルトの頭がスポっと入るように 段付き穴にしてね

次にキックアームを真鍮に。
エンドにボルトで固定
しかし、それだけではくるんと回って緩むかもしれませんので、横方向にイモねじで止めておきます

となれば、シフトもでしょう
こちらはローレット加工ってなことまでしております

となると ブレーキペグもです
ただね シフトのように先っちょ 切って付けるのは強度的に心配なので
ノーマルにかぶせる形となります
人が飛び出してきて ブレーキの最中に折れたら人殺しになってしますゆえ
ここは安全策で

 

オーナー様がZETAのレバーを付けたいと。
色々調べておりますと どうやらKSR−UにはKDX125用が合うようです
ブレーキはポン付けですが クラッチはホルダーとボルトに加工が必要です
ドリルとタップがあれば簡単な加工ですけどね
しかし このレバー カッチョエー

ただ、クラッチレバーを止める ちょうどいいボルト サビサビのんしかない・・・
ステンレスで作ります
綺麗になって 強くなって 錆にも強い
細かい事ですが せっかくカッチョエーレバー 付いたんでね

次に ノーマル 冷却水リザーバータンクを外して 新たなステーを作りました
二面溶接で強度十分

そこにはオーナー様が送ってくれた なにやらカッチョエーリザーバータンクが付きます

しかし この付属のステー
ちょっと弱弱し過ぎへん?
折れたら、この高そうなタンク バキバキやん

っチューわけで こちらも二面溶接
安心して 今夜も眠れそうです

さらにオーナー様が送ってくれた ハンドルクランプの上の蓋
この効果は ハンドルの寄れが軽減されるそうですが、ラバーマウントのポストならそれもあるかも知れません
ただ、こちら トップブリッジに直付けなので 効果のほどは あるのかないのか・・・
まあ 見た目 物々しくなって エー感じです

ハイスロを付けました
これまた ハイスロのワイヤー止め 10ミリ
ワイヤー 8ミリ
世の中 ちょっとのズレが惨事を招きます

10ミリボルトの真ん中に穴を開けて8ミリタップを切って、ワイヤーが通るように縦溝切って ジョイントを作りましたが その厚み 1ミリ
いやいや こんなちっこい部品 手間をかけてくれます

というわけで、やっと形が完成ですか?
今回は長かった・・・
過去最高に長かった・・・
ボツも過去最高でした・・・

というわけで、今受けております依頼が全て終われば 「インターネットでフルカスタム」
終了いたします

形がやっと出来上がりましたので バラシにかかります
まずは 前のブレーキマスターとクラッチレバーホルダー ウェットブラストです
ブレーキオイルは塗装に良くないのでブラストに限ります

まあこんなんです 2ストのキャブってのはね ドロドロモケモケ

そんなキャブもあっチュー間にウェットブラストで綺麗になります
バラシて スチール部分はマスキングしたり 下準備は結構かかりますけどね

リアブレーキマスターもオーバーホールとウェットブラスト 完璧です
リザーバータンクは 今後変わるかも知れません

 

で、スイッチは全部ばらして ボディーを塗装 各接点を磨いて組みつけて完成
これが実に時間のかかる作業ですが、これまた交換する事になりました
まあ オーバーホールとはいえ 長年のプラの劣化だけはどうにもなりませんから新品に越したことはありません

で、当店では初の試み
倒立フォークのアウターをブラックアルマイトしました
一本 4000円だったか そんなに高くはありません
ノーマルは金色です
そのカラーバランスを変えたい時はアルマイトしかないってことで。
ステムに銜えられますから 塗装はやったことありませんが、まあ嫌でしょう?

オーバーホールも終えて完成しましたが、200ccにはちょっと柔いかね?
KSR−1.2のフォークはKSR110用のイニシャルアジャスターが取り付けれるらしいとの情報をゲットして
このフォーク まだ進化します

キャリパーはウェットブラスト サポートは塗装 もちオーバーホール済みで完成しました
バンジョーボルトはステンレス製です
これ 中国のアルミは割れてたり折れてたりをよく見ます
ブレーキオイルなので、それって危なすぎますよ

オーナー様の指示に従って塗装を終えて焼き付け窯で待機するパーツ達です

エンジンガスケット類 純正では欠品多数
セットを買うしかないか と、アテネ?アテナ?に注文するも納期未定
ネットで探すと、KDX200用というのがあってね、USカワサキで調べてみると、割と最近まで日本でいうKDX200Rが販売されていました
さすがアメリカは京都議定書にサインしてませんから・・・
合うかどうかわかりませんが、とりあえず注文しまして、組んでいきましょうか

ピストンはいつものようにウェットブラストです
僕の経験ではWPCより、えー塩梅になると思います

KIPSってやつにかなり悩まされながら ベストな感じで組み上げました

ばらした時は バルブが割れていました
というか、割れていたのを前の整備士が別の物で蓋をしていました
KIPS まったく動作していなかったという事です
ただね、このKDX よく知る友人から流れてきたものですが、乗っているときは何の不満もなくぶっ飛ばしていました
KIPS なくても良いの? あんまりわからん程度の物なの?

とか思いますが、バルブも新調して、さらに爆発してくれるんでしょーよ

気になっていたガスケットはドンピシャ!!

で、ヘッドに水温センサーが付いておいります
ノーマルは水温ランプなので、ONかOFFかだけのセンサーですが、今回KOSOメーターを取り付けるために
温度を測るセンサーを取り付けます

毎回 このセンサー 径が違う事しかありません
その為のタップも前回揃えております
今回もそうであろうと比べてみると 一緒やんか!!
無加工でセンサーを取り付けれるという なんともハッピーな展開でした

ヘッドの裏もウェットブラストで超綺麗
2ストなので すぐにモケモケになるんでしょうがね
最初が肝心ってもんで

手ぶれまくりですが、一応エンジン 完成しました
ボルトナットはほぼステンレスで
耐熱ブラック ウェットブラストのコンビネーション
良い感じのエンジンになりました

KIPS
もうマスターしましたが 次やる事にはすっかり忘れているんでしょう

キャブのマニが破れております
まあ よくある事ですので ここは新品交換

塗装したフレームにエンジン 足回りが付きました
今回の塗装イメージは H2Rです

抜群やないか と思いきや
フォークの下側からオイル漏れが・・・
この箇所 非分解箇所ですが以前 やったことあります
今回もばらして完璧にしましょうか

クソ硬いイモねじを緩めるのも慣れたもんです
綺麗綺麗して Oリングを変えて完成

こちらがKSR110用のイニシャルアジャスターです
しかしこのアルマイト 結構な力で締めないとダメな個所でしょう?
塗装よりマシにしても アルマイトでも工具がかかると剥げちゃいます
画用紙を挟んで締めても、布でも 何をやっても必ず多少は剥げます

ステーを合わすのがとっても大変だったフロントフェンダーが付きました
ホイールにはメッキのリムステッカーを張っています
こんなの綺麗に張れる気がしませんので ここは上手な人にやってもらう
それに限ります

キャブがそのままだと小さなフレームに激突しますから外に振ります
その為の角度を付けたマニですが、その分重さも増しますから またゴムのマニ
破れやすくなるでしょう?
っチューわけで首振りマニにはフレームからマウントされて、ゴムマニの負担をゼロにしています

ってな具合に外にキャブが顔を出します

オーナー様が送ってきましたリザーバータンク
オールアルミでカッチョエー
ヤフー見てるとこれに似た安いのん 売ってますが これは結構お高いものです

で、またまたお高いヘッドライトが付きまして
その上にはKOSOメーターが付きます
これがKDXとの相性があまりよろしくない
今後 その設定に苦労致します

オイルタンクやらレギュレーター セレン CDIを取り付けました
小さな車体にスペースの無駄なくしないとね

これまたオーナー様がお送りいただいた冷却水のリザーバータンクです
モチ お高い!!

で、大方出来上がってきましたら配線加工に入りますが
このKDX なんともうっとおしい単相交流という発電のバッテリーレス
グリップヒーターがつかない メーターもおかしい いろいろ不具合がありますゆえ
ここは バッテリー 乗せちゃいましょうかと
倉庫にあったホンダのレギュレーターを取り付けました

専用バッテリーケースを作りまして

フェンダー下にセット

完成も近くなってきましたが 試乗してもあんまり気持ち良くない
回転の頭打ちがありますので、まず疑うべきは200ccに80ccのサイレンサー
外して乗ってみると あーれー ってなほど暴力的な加速をします

というわけで、サイレンサー 加工します
出口の上に穴を開けて そこに長い丸棒を突っ込みます
サイレンサー内の邪魔しよる壁をぶち抜いて 最後に蓋して完了です
これでぬけの良いサイレンサーの出来上がりですが、また試乗して出口自体の拡張
するかもしれません

それでもやっぱりサイレンサーなしより気持ちが悪い
こーなったら バラシてまえい!!
溶接やらリベットやらをブリブリして 抜いてみるとオイルでボトボトのグラスウール
その真ん中に そら詰まるわい ってな小さな穴の開いたパイプ
もう そんな要らんもん 全部取っ払います

で、空っぽになったサイレンサー また蓋を溶接して 出口のパイプ
これまた口径を大きくして完成!!
抜けまくりますよー これで

で、またまた追加作業
ギアのポジションがわかるってもんです
ただ、こちら 速度とエンジンの回転から割り出すもんですから
例えばね 60キロでクラッチを握って惰性で走る場合
60キロ出ていても アイドリングくらいの回転数
その表示はめちゃくちゃをさします

どーなんでしょーねー
僕自身は 今、何速かなんて知りたいと思ったこと ないので。
ただ、ご依頼なわけで 早速取り付けます

前のディスクローターに磁石を付けて それをセンサーで拾って速度を検知するわけですが
そのセンサーの取り付けステー
死ぬほど頼りない
こんなもん もし曲がったりするとホイールに巻き込んでワヤクチャになりそうですから
ステーを作り直します
右が付属ステー
左が新たに作る材料
これくらいの厚みは欲しいですよ バネ下やのに・・・

で、ついでに表示部のステーもアルミで作りますこれくらい簡単なもんです

右側の青い丸の付いているのがセンサーです
ボルト一本止めなので もし緩んでも一緒に回らいようにLが引っかかるようになってます
これで安心

で、チャンバーはというと ここまで抜けをよくすればモーマンタイでした
出口の径が大きくなった分 真鍮のエンドも作り直してエー感じになりました

さらに追加作業のブレーキホースをステンメッシュに。
オールステンレスで安心です
ここばっかりは中国製は絶対に使いません
アールズなんかのアルミ製も出来たら使いたくありません
割れてたり たまに見ますしね
赤や青のアルマイト 1年でボケた色に変色してますから

もーいっちょ追加
緑のLEDをあちこちに付けていきます
そのスイッチです
あまり緊急性もなく 頻繁にも使わないので メインキーの近所に

で、バッテリーを付けてますが その発電量には限りがあって
H1球の55Wは食いすぎます
LEDに変えて20W相当で60Wの明るさ
当店のよく使うスフィアライト製です
これが日本製で安心 アフターも充実
なんですが このでっぱり
お気に召さないのでボツとなります

というわけで、LEDの小さなタイプをオーナー様が送ってくれました

その変圧ユニット
ボディーから直角に配線が出ております
こんなもん どこにも貼り付けれません
というわけで これまたステーを作りますか

エー感じに取り付けれました

 

KOSOメーターから始まってあらゆる電気ユニットの増設により 配線がえらいことになってます
KDXのノーマルの3倍ほどの量となりました
この小さな車体に配線を隠すってな なんとも大変な配線加工
やっと終わりに近づいております

取り付けたグリーンLEDチューブ
8本
実際 これで1日仕事です
先のように 配線の処理もありますし LED自体がギラギラ前面に出ていると チンドン屋みたいでしょう?
たまに若い子の乗るビッグスクーター そーなっております
ここは 間接照明的な そーゆー感じが良いと思うんですよ
となると、取り付けも奥の方になってね 時間もかかるってなもんです

試乗を重ねて セッティングして メーター類の設定して
過去最高に長かったカスタムがやっと完成しました

その甲斐あって 乗ってみると過去最高の安定感
これでKSRに乗せ換え作業は3台目となりますが まったく違和感のない乗り味
このちっこいバイクで130キロ 普通に出せます

ロンスイしてますから多少は大きいですが
それでも 僕が乗るとサーカスの熊の玉乗り状態です
それで大きなバイクを抜き去るのは何とも気持ちが良い!!

チャンバーを交わしてシュラウドカットも リアフェンダーも
スタイル的に違和感 ないと思います

何度もやり直したライト周り
これが一番 機能的にもスタイル的にもあっていると思います
一番最初に君と出会っていれば・・・

これまた作り直しのフロントフェンダー
難儀しましたよ
フォークのオイル漏れもね

エンジンに関してはガスケットセットの入手くらいでそれほど苦労はしませんでしたが
折れていた排気バルブ メーカー欠品
200R用ならあるよと
しゃーなくそれを取り付けましたが それがかえって正解だったような気がします
KDX200SRオーナー様
排気バルブは200Rがお勧めです

強度にこだわったノーマル加工ロンスイです
130キロでも何の心配もありません
それが一番大事な事です

テールランプは二個ついています
スイングアームの股の部分にもついていますが これが結構夜見ると美しい

メーターやインジケーター類 レバー スイッチ類
機能とスタイルを兼ねていると思います
その分 オーナー様の出費も大きかったんですけどね

で、この黒と緑を基調としたカラーリングにマッチしているのが
クーラントスケスケタンク
夜はグリーンのLEDが反射してこれまた綺麗です

前作と大きく違うのがこのラジエーター 斜めマウント さらに 重ねたマウント
冷却効果の程は まったく問題なし!!
そりゃね 真夏の渋滞はきついんでしょうが それはノーマルでも同じことです

とても長いカスタムでした
人手が全く足りないんですよ
来てもどういうわけか超無能な人材
そんなに多くを求めていないんですよ

 一般修理もたくさんやってまいります

そんな中で、お客様のイメージを一発で作るのは難しく
作り直すのはやっぱりね モチベーションの低下が甚だしい

このカスタムをしている期間に 色んな事を考えて フルカスタム依頼の受け付けは現在受けているのを終えたら
もう辞める事に致しました
(まだ結構な数 抱えてますが)

遠方なのでメールで写真を送ってもね
写真と実車では感じ方も変わってくるでしょう
コミュニケーションを取れない距離での人と人とでは
何を求めているのかも 全て受け取りにくいという点もありますしね
作業を見ていない分 お客様も作り直しの手間や経費
そりゃーわかりませんから気軽にやり直しや追加を依頼されます
全部ねまったくもって当然のことですよ

ってなわけで、僕も41歳になりましたから
残りの人生は自分の作りたいものだけを作る事に致します

長らく続けましたフルカスタム依頼
メールやお電話でお問合せ下さった皆様
そういうわけでありまして 誠に申し訳ございませんが
他店でお願いいたします

このカスタムがきっかけでしたが
とても満足の行く仕上がりになりました
またいつか ちっこくてバカ速
乗りたくなって作るんでしょう
この経験を踏まえてね

色んな意味で教えられた一台でした

納車後 ノーマルスタンドからショートスタンドのご依頼が来まして
前回作った真鍮を合わせてクロームメッキで作りました

さらに 持つ所が欲しいという事で片持ちアームをステンレスで作って またまた真鍮カバーを作りました

片持ちってのがイケてるでしょう?

で、透明のラジエーター液のタンク
メーカーの名前は忘れましたがお高いモノだったんですが、ステーがなんとも頼りない
という事で立体的に壁を付けて補強しておりましたがそれでもクラックが入ってきましたので
肉厚を増して作り直しました
タンク自体はアクリル製ですがそこに水が入りその分重量は増しますので、このステーをそのまま使うのはちょっと無理がございます